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2022年7月27日

産後の骨盤矯正! いつからスタートでいつまでするもの?

いつもありがとうございます

長浜市の女性専用骨盤サロン「美ken」です!

 

産後に体形を戻して健やかに過ごすためには「骨盤矯正」が有効! そう聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

ただ、産前産後はとてもバタバタするもの。

 

気が付いたら時間が流れてしまっていて、骨盤矯正っていつからいつまでにするものなの? と焦ることもあるかもしれません。

今回は骨盤矯正に最適な時期、そしてそもそもなぜ出産で骨盤周辺が歪むのか、整えないままでいればどんなことが起こるのかについて紹介します!

 

母子ともに健やかに過ごすためには、何よりもお母さんの心身が健康であることこそ大切♪

嵐のような産後を少しでも楽に過ごせるように、チェックしてみてくださいね。

なぜ産後は骨盤矯正が必要? →出産で骨盤が歪み不調の原因になるから

そもそもなぜ産後には骨盤矯正が必要なのでしょうか。

出産は命がけの行為。産後の母体は2トントラックにひかれた状態と同じなどと言われますが、女性は心身共に大きな影響を受けています。

 

その1つが、骨盤周辺の歪みです。

「骨盤矯正」と言いますが、骨盤は骨のため、実際にはそれ自体が歪むことはありません。

 

しかし出産によって「骨盤が開いた」状態であるため、周辺の筋肉や内臓組織の位置が変わったり、ずれたりしてしまいます。それが原因でさまざまな不調が発生するのですね。

その不調を予防・改善するため「矯正」という言葉を使います。

 

では骨盤周辺が歪む理由と、それによって発生する不調についてみていきましょう。

出産で骨盤が歪む理由2つ

まずは出産で骨盤(周辺)が歪む、以下の2つの理由を説明します。

  • 妊娠中と産後の姿勢
  • ホルモンの分泌

妊娠中にどんどん大きくなる子宮を支えるため、日常生活において妊婦さんは姿勢が変化します。

通常のようにまっすぐに立てなくなるため姿勢の崩れが起き、それが骨盤周辺に歪みを作り出してしまうのです。

 

また、妊娠中にはリラキシンというホルモンが分泌されます。

このホルモンによって骨盤の内外にあるさまざまな靭帯を緩めるのですね。靭帯が緩めば骨が開きやすくなり、赤ちゃんが通りやすくなります。

このホルモンはなんと、産後も半年ほどは分泌。つまり骨盤周辺が緩みやすいままです。

 

しかしこの状態で赤ちゃんを抱っこしたり授乳したりするため、どうしても骨盤周辺が正しい位置からずれやすくなってしまいます。

骨盤の歪みで発生するさまざまな不調

骨盤は、放置していても自然に元に戻ろうとします。

しかし産後の姿勢の悪さや高齢出産による筋力の低下などにより、骨盤が開いたままで固まってしまう人も。

 

そうなると発生するのが、以下のようなさまざまな不調です。

【外見変化】

  • 立ち姿や歩き方の歪み
  • O脚
  • 猫背
  • 外反母趾

骨盤が開いたままだと本来の位置からずれ、体の左右のバランスが崩れて外見にも表れます。

下腹だけがぽっこりと出てしまうのも、骨盤周辺の歪みが原因です。

【体内変化】

  • 首や肩のコリ
  • 背中の痛み
  • 股関節などの関節痛
  • 冷えによる便秘やむくみ
  • 生理痛の悪化

姿勢が悪くなり体のバランスが崩れると、血の流れに悪影響が出ます。

結果、体が冷え、むくみや便秘、生理痛の悪化などにつながるのですね。

産後の骨盤矯正はいつからスタートでいつまで集中が正解?

では産後の骨盤矯正はいつからスタートし、いつまでに終わらせればいいのでしょうか?

目安としては、産後3カ月から半年。

 

体調をみてスタートしたら、産後半年くらいまでは続けるとされています。

ただし以下のように骨盤矯正にも種類があるので、それぞれについて紹介しますね。

  • 骨盤矯正グッズ
  • 整体やマッサージでの施術
  • 骨盤体操などのトレーニング

骨盤矯正グッズ

骨盤矯正グッズは、たとえば骨盤ベルトやガードルなど。腰回りをぐっとしめ、骨盤を閉じるようにするためのものです。

骨盤ベルトは産後すぐからOK! 中には妊娠初期から使用可能なベルトもあるので、腰痛や恥骨痛などがある方は早めに使用してくださいね。

 

ガードルは産後2カ月くらいからが目安です。骨盤ベルトに比べて締め付け力が強いため、産後で悪露がある時期には使わないようにしましょう。

整体やマッサージでの施術

整体やマッサージ店での骨盤矯正は、体調が落ち着いた産後2,3カ月ごろからがスタートの目安です。

 

最初は週に1回のペースで6回程度通い、その後は施術師さんと相談しましょう。

メンテナンス程度に、月に1度通うというのも良いですね。

 

とはいえ、同じ産後といっても自然分娩と帝王切開では違うため、それぞれの目安を確認しましょう。

【自然分娩】産褥期と呼ばれる産後1カ月半くらいまでは、体が妊娠前の状態へ戻るための安静期間です。その間はできるだけゆっくり過ごすことが大切。自分では元気だと思っても、施術は受けないようにしてくださいね。

産褥期が終わって1カ月検診のときに、医師からOKがでれば整体やマッサージで施術を受けても大丈夫ですよ。

【帝王切開】帝王切開には外科的手術による傷口があります。そのため自然分娩より治癒が遅いもの。出産時の傷口がしっかりふさがっているか、医師による確認が必要です。

整体などの施術を受ける目安は産後2カ月からOKですが、かならず病院で医師に確認してからにしましょう。無理をすれば傷口が開いて炎症を起こすケースがあります。

骨盤体操などのトレーニング

骨盤体操など、ストレッチやヨガ、筋トレを始めるのも、産後2カ月以降が目安です。

出産時は全身の筋肉にかなりの衝撃を与えるため、回復には時間が必要です。

軽いストレッチくらいならと始めずに、産後1カ月はしっかり休息をとってください。

【まとめ】骨盤矯正は、産後1〜2ヶ月から半年ほどかけて

産後から半年くらいまで、骨盤は開いており周辺組織は柔らかいまま。

それが徐々に固まっていく中で、アイテムや人の手を借りてスムーズに骨盤を閉じ、全身の歪みを解消してバランスを整えていくのが「骨盤矯正」です。

 

骨盤は自然に戻るため、骨盤矯正は必ずやらなければならないことではありません。

とはいえ、赤ちゃんに全集中力を向けなければならない産後は、どうしても自分の世話はおろそかになりがちですよね。

整体やマッサージなどの施術を通し、自分の心身に目を向けてゆったりとした時間をすごすことは大切です。

 

スムーズに骨盤を閉じ、内臓や周辺の筋肉が正しく働けるようなお手伝いを、当サロンは骨盤矯正コースで行っています。

体の内外でさまざまな不調がでないように、熟練の手わざで施術。お気軽にご相談ください。