こんにちは！滋賀県長浜市にある『美Ken整体院』院長の植松です。
みなさん、日々の生活の中で「反り腰」や「腰痛」にお悩みではありませんか？ そして、その反り腰を治そうと思って、一生懸命「腹筋運動」を頑張ったりしていないでしょうか？
もし、今まさに腹筋を頑張っている方がいらっしゃったら……
ちょっと待ってください！その腹筋運動、今すぐストップしてください！
実は、良かれと思ってやっているその腹筋が、かえって反り腰を悪化させている可能性が高いのです。
今日は、なぜ反り腰に腹筋がNGなのか、そして本当にやるべき正しいセルフケアについてお話ししますね。
なぜ、反り腰の人が腹筋をしてはいけないの？
「お腹の力が弱いから腰が反るんだよ」と聞いたことがあるかもしれません。
確かに一理あるのですが、反り腰の方の多くは、お腹の筋肉よりもある別の筋肉がガチガチに固まっていることが原因なんです。
その筋肉の名前は……「腸腰筋（ちょうようきん）」です。
腸腰筋とは？
腰の骨から、股関節の内側についている筋肉です。
この筋肉が縮こまると、骨盤をググッと前に引っ張ってしまいます。
一般的な腹筋運動（仰向けで起き上がる動作）は、実はお腹だけでなく、この腸腰筋をものすごく使う運動なんです。
つまり、もともと硬くなって反り腰を作っている腸腰筋を、腹筋運動によってさらにギュギュッと硬くしてしまう……。
これでは、反り腰が治るどころか、ますます腰が反ってしまいますよね。これが「危険」な理由なんです。
反り腰解消の鍵！「腸腰筋ストレッチ」のやり方
では、どうすればいいのでしょうか？ 答えはシンプルです。
硬くなった腸腰筋を「鍛える」のではなく「緩める（ストレッチする）」ことが大切です。
動画でご紹介している、誰でも簡単にできるストレッチの手順をまとめました。ぜひ一緒にやってみましょう！
ステップ1：脚を前後に開く
まずは膝立ちになり、片方の足を大きく一歩前に踏み出します。 （※膝が痛い方は、下にクッションやタオルを敷いてくださいね）
ステップ2：重心を前に移動する
背筋を伸ばしたまま、グーッと重心を前に移動させます。 この時、後ろに残した脚の付け根（股関節の前側）が伸びているのを感じてください。ここが腸腰筋です。
ステップ3：【重要】おへそを覗き込む
ここが最大のポイントです！ただ前に体重をかけるだけだと、腰が反ってしまうことがあります。 そうならないために、背中を丸めて、自分のおへそを覗き込むようにしてください。
ポイント： 背中を丸めることで骨盤が後ろに傾き、腸腰筋がピンポイントでしっかりと伸びます！
この体勢で深呼吸をしながら、30秒キープしましょう。 反対側も同様に行います。
まとめ：頑張る方向を変えてみましょう
いかがでしたか？ 「腹筋をやらなきゃ！」と真面目に頑張っている方ほど、なかなか反り腰が治らずに悩んでしまっているケースがとても多いんです。
まずは無理な筋トレをやめて、ガチガチに固まった股関節の前側を「緩める」ことから始めてみてください。お風呂上がりや寝る前に、このストレッチを取り入れるだけで、腰の軽さが変わってくるはずですよ。
もし、「自分一人ではうまく伸ばせているか不安」「痛みが強くてストレッチができない」という方は、ぜひ一度、長浜の整体院美Kenにご相談ください。あなたの体の状態に合わせた、最適な施術とアドバイスをさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
